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空想の泉 ~ The Fountain of Daydream ~

日頃の生活のなかで起こる淫靡な出来事を題材にした官能小説が満載。

葵と亜香音(2)

葵の両肩に亜香音の手が触れた。
「葵って可愛いわね」
優しい声で話しかけながら、そっと身体を引き寄せた。
亜香音の顔がだんだん近づいてくる。
「ダメよ・・・亜香音さん・・・」葵は言った。
「大丈夫・・・」亜香音が妖しく微笑んだ。
「でも・・・」葵は少し身をよじった。
その仕草を嬉しそうに見つめながら、葵の髪を撫で始めた。
「葵の髪、きれいね・・・私、好きだわ」
「あ、ありがとう・・・」褒められて、葵も少し嬉しくなった。
「私の髪も触ってみて」
葵はそっと、亜香音の髪に触れた。
「どう?」
「亜香音さんの髪も、素敵です」
「ありがとう」
「大好きな葵に褒めてもらえて、嬉しいわ」
亜香音は答えた。そして、人差し指で葵の唇に触れた。

「葵の唇って、柔らかいね・・・キスしていい?」
「・・・」葵は、亜香音の顔を直視した。
「私、葵のことが好きになっちゃたの・・・」
「でも、私たち女同士ですし・・・」葵が少し抵抗する。
「大丈夫・・・もっと仲良くしたいの・・・いいでしょ?」
亜香音は、葵の身体を抱きしめ、優しく髪を撫でた。
その手の感触に身体が火照っていくのを葵は感じた。

亜香音がもう一度尋ねた。
「キスしていい?」
「・・・」葵はコクリと頷いた。

亜香音の顔が近づき、二人の唇が重なった。
「亜香音さん・・・」
言いかけた葵の唇を、亜香音は再び唇でふさいだ。そして肩をギュッと抱きしめる。

葵は理性がだんだん薄れていくのを感じた。
葵の身体から力が抜けていくの亜香音は感じて、ゆっくりと唇を離した。
「女の人とキスしたのは初めて?」
「はい・・・」
「男の人より気持ちいいでしょ?」
チュッ!再びキスをする。
「女同士の方が・・・」
チュッ!
「いいでしょ?」
チュッ!
葵のくちびるが自然と開き、亜香音の舌が滑り込む。
応えるように葵は舌を絡めると、唾液まみれの舌同士がクネクネと口の中で蠢いた。
「ふぅぅぅん・・・」甘い吐息が二人の口から漏れる。

「ねえ。舌、出してみて」亜香音が要求する。
言われるまま舌を大きく突き出すと、亜香音が舌先を摘まんだ。
「いやらしい舌ね・・・気持ちよくしてあげるわよ」
葵の舌に亜香音が吸い付いた。
チュッ、チュウゥゥゥ・・・
「んんんん・・・」葵が甘い息を漏らす。

今度は亜香音が舌を突き出した。
葵はすかさず吸い付く。
チュウゥゥゥ・・・
亜香音の唾液が、トロトロと葵の口の中に流れ込んでいく。
溢れそうになり、その唾液を葵は飲み込んだ。
「ゴクリ」
「美味しい?」亜香音は嬉しそうに尋ねた。
「うん」葵は照れくさそうに肯いた。
「私にもちょうだい・・・葵のをちょうだい」
亜香音は口を大きく開け、葵は舌先を尖らせた。
その舌先から唾液がタラタラと流れ出し、亜香音の口に注がれる。
「ゴクリ」
亜香音は大きな音を立て、葵の唾液を飲み込んだ。
「あぁぁぁ・・・美味しいわ」

二人はソファに倒れ込むと、互いの舌を貪った。
チュウ、チュッ、チュッ、・・・
「んんんん・・・」
チュウゥゥゥ・・・
リビングルームに二人の吐息が響いた。

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